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BLEKOK "MICRO-40S"


7MHz/SSBトランシーバーユニットです。

BlekokQRP MICRO-40S インドネシアのYD1JJJ設計、SSBの3W出力ですから実用性もあります。$56+送料$9、通貨価値の違いもあるのでしょうが激安です。

"eBay"での出品タイトルは"SSB TRANSCEIVER KIT"となっていましたが、基板は組み立て調整済みでした。
BlekokQRP MICRO-40S

組み込み外観

黄色のタッパーに入れて送られてきたので、それをそのままケースに!
BlekokQRP MICRO-40S

組み込み内部

VR2個と接続ケーブル一式は製品に付属してきます。

ANTコネクタや電源コネクタ等は別途購入。ハンドマイクは以前から使っていたもの。約7千円でSSBトランシーバーGET!

動作テスト1

ちょっと気になった点、Rev1.2ではAGCがないため、信号強度による音量差が大きい。S5〜7クラスの信号はボリュームMAXで耳を澄まして聞く感じ、そこに9オーバーの強力な局が現れると爆音で鳴り出して慌ててボリュームを下げることになります。

受信音はちょっとこもった感じ、クリスタルフィルタ使用で選択度はFB、ダミーで変調音を確認しましたがこれもOK。口笛で約3W(@12.0V)のパワーが出ました。

VFOで100kHz以上可変出来る点は実用度が高くてFB、ただし金属ケースと減速機構が欲しいところです。
MICRO-40S ブロック図

ブロック図

申請用のブロック図を作成しました。

電波形式:J3E
変調方式:SSB
※「平衡変調」で書類を提出したら修正依頼が来ました。

終段:IRF510 x1
電圧:12V
定格出力:3W


続き

いろいろ改良中
多回転ボリューム

同調フィーリングの改善

周波数可変範囲が広いので、通常のボリュームでは同調操作があまりにクリチカルです。そこで多回転ボリュームに交換してみました。

動作テスト2

多回転ボリュームにより、フィーリングは格段に良くなりました。残る問題はQRH、金属ケースならば安定するだろうか?

動作テスト3

変調音の確認です。キャリアの抑圧は明らかに甘いですが、パワー計が振れるようなレベルではありませんし、AMモードで受信するとモガモガ音で聞こえます。


続き

いろいろ改良中
アルミケースに

アルミケースに入れる。

周波数安定度は全く変わらず、残念。でもSSBなら許容範囲、データ通信はちょっと厳しい。流行りのDDS-VFOを組みましょうか。
放熱

放熱

小型の放熱板から、さらにケースに熱が逃げるようにしました。安心感が全然違います。
クリスタルフィルタ

クリスタルフィルタ

SDRの画面から読み取れる元の4素子フィルタの特性はグダグダでした。作り直すついでに7素子にグレードアップ。

これはこのユニット改造の最大のポイントではないかと思います。受信音もクリアになって大成功でした。
キャリア発振

キャリア発振

トリマを回してもわずかしか動かないので、水晶とトリマを交換して可変範囲を広げました。これでちゃんと最適値に追い込めます。


DDS VFO

LC-VFOのドリフトが気になって全く使っていなかったのですが、DDS-VFOを組んでようやく使える感じになりました。
DDSモジュール

DDSモジュール

千円前後から入手可能なこの中華DDSモジュールは世界中で人気がありますね。作例も豊富です。
発振波形

発振波形

(おんぼろオシロの都合にて)20kHzでの撮影です。
組み合わせ

組み合わせ

DDSはARDUINOでコントロールします。とりあえず液晶もロータリーエンコーダーもなし。IDEで周波数を設定します。

最短でDDSを動かせるシンプルなプログラムを、アメリカのNR8O局が公開しています。

"Testing an eBay AD9850 DDS module with Arduino Uno" by NR8O